SICK LIST肝臓の病気
ほとんど症状が出ない
肝臓の病気だからこそ
定期的な検査を
おすすめします!
主な肝臓の病気
肝硬変、肝癌(肝細胞癌)
多くは症状がありません。健康診断で肝機能異常を指摘され発見されることが多いです。進行すると倦怠感、白目の黄染や尿の黄染(黄疸)、皮膚のかゆみ、お腹が急にはりだした(腹水)、むくみ、こむらがえり、肝性脳症という認知症に似た症状が出現します。肝臓の病気は無症状のうちに発見し治療を開始しないと、完治が難しい病気です。B型肝炎はウィルスの増殖をおさえる薬で進行をおさえることができます。C型肝炎は従来のインターフェロンと異なり、飲み薬で短期間に、副作用もなく、確実に治せるようになりました。肝炎・肝硬変の患者さまは肝臓癌のリスクが高いといわれています。定期的にエコー検査などを行い、肝臓癌を早期発見することが大切です。
多くは症状がありません。健康診断で肝機能異常を指摘され発見することが多いです。脳梗塞や心筋梗塞の原因となるメタボリックシンドロームの指標として重要です。脂肪肝の中には、肝硬変や肝臓癌へ進行する非アルコール性脂肪性肝炎もあるため診断には注意が必要です。治療は運動・食事などの生活習慣の改善が中心です。
多くは症状がありません。健康診断のエコー検査で偶然発見されることが多いです。ほとんどが良性腫瘍なのですが、形態が非典型的なものやサイズが大きものは、精密検査や経過観察が必要な場合があります。
白目の黄染や尿の黄染(黄疸)が特徴的な症状です。倦怠感、発熱といった風邪のような症状の時もあります。多くは安静のみで治療することが多いのですが、稀に死亡率の高い重症急性肝不全に移行するケースもあるため慎重な経過観察が必要です。
原発性胆汁性胆管炎
(原発性胆汁性肝硬変)
免疫が制御できなくなり、肝細胞や胆管を攻撃し、肝炎や胆管炎をひきおこす病気です。多くは症状がなく、健康診断で肝機能異常を指摘され、見つかることが多いです。女性に多く、進行すると肝硬変の症状がでます。難病に指定されています。ステロイドや胆汁の流れを良くする薬などで治療を行います。