INFORMATIONお知らせ

当院では眼底検査ができます!
内科で眼底検査を行うメリットとは?

2026.05.01

無散瞳眼底カメラ:キャノンCR-10)

当院では眼底検査を受けていただくことができます。

眼底検査とは、カメラのレンズに眼を近づけて、瞳孔(黒目の中央にある穴のこと)から眼底(目の奥:網膜)の写真を撮影する検査です。眼に光を当てるため眩しさを感じますが、痛みなく一瞬のうちに完了します。健康診断や人間ドックでも実施されている検査です。

角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では眼底カメラ(無散瞳眼底カメラ:キャノンCR-10)を導入しています。内科で眼底検査が気軽に受けられるメリットをご紹介します。

生活習慣病の緻密な治療が行えます

高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、放置すると血管が障害され、脳梗塞などの原因となります。生活習慣病の治療においては、血圧や採血検査の数値を改善させるだけでなく、血管の障害の程度を把握することが重要です。眼底は身体を切り開かずに、直接生きた血管を観察できる唯一の器官です。眼底の血管は脳の血管と似た性質を持ち、動脈硬化や高血圧、糖尿病の進行度を瞬時に見ることができます。よって、眼底の血管の状態を見ることにより、患者様の病状に合った治療を行うことができます。

仙台市特定健診で受診の負担が軽減されます

眼底検査は身体に負担をかけずに動脈硬化や高血圧、糖尿病の進行度を把握できるため、仙台市特定健診でも必須の項目となっています。しかしながら、仙台市特定健診では一部の施設を除き、身体検査・心電図・採血・尿検査は内科の診療所、眼底検査は眼科の診療所で行われることが多く、受診者には負担となっています。当院では自院で眼底検査ができるため、健診が当院のみで完結するため、受診者の負担が軽減されます。

眼科専門医も診断するため安心です

当院で実施する眼底検査は、当院の医師だけではなく、クラウド型サービス(キャノンテックサプライ社提供)を利用して外部の眼科専門医も読影します。よって、専門性の高い高精度な診断が受けられます。

無散瞳眼底カメラには限界があります

当院で使用している無散瞳眼底カメラは、健康診断やスクリーニング検査で使用するには十分な性能を有しています。しかしながら、狭い瞳孔から眼底を観察するため、眼底の中心部しか観察できません。年齢、検査環境などの条件にもよりますが、眼底全体の50%程度しか観察できないと考えられています。「見えづらい」などの症状がある場合は、高度な機器と技量(瞳孔を広げる目薬を使用しての眼底の観察など)を持つ眼科専門医の診察が必要です。また、糖尿病の患者さまも眼底の病気のリスクが高いため、眼科専門医による定期的な経過観察が学会から推奨されています。眼の症状のある方、糖尿病の眼底の定期検査、眼の病気のある方は眼科クリニックを受診してください。

【2026年6月~】仙台市特定健診・基礎健診のご案内
2026.05.01

仙台市基礎健診・特定健診のイメージ写真

角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では、生活習慣病の予防を目的として、国民健康保険被保険者の方に「特定健康診査(特定健診)」、また、自分の健康状態を知るためのもっとも基礎的な健診である「基礎健康診査(基礎健診)」の予約を受付しております。

健診をご希望の方は、事前に電話または予約システムでご予約をお願いします。

|対象者

【基礎健診】
35歳~39歳の方、75歳以上の方、65歳~74歳で障害のため後期高齢者医療制度加入の方、35歳以上の生活保護受給の方、35歳以上の中国残留邦人等に対する支援給付受給の方

【特定健診】
40歳~74歳の国民健康保険加入者

|健診実施期間

【基礎健診】6~10月及び1月
【特定健診】6月から

|健診内容

【基礎健診/特定健診】

  • 問診:自覚症状・既往歴・受診状況など
  • 身体計測:身長・体重・腹囲・BMIなど
  • 理学的検査:聴診など
  • 血圧測定
  • 尿検査:蛋白・糖・潜血
  • 血液化学検査:HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪
  • 肝機能検査:AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GT(γ-GTP)
  • 腎機能検査:血清クレアチニン・eGFR
  • 尿酸検査:血清尿酸
  • 貧血検査:赤血球数、血色素量、ヘマトクリット
  • 血糖検査:ヘモグロビンA1c
  • 心電図検査
  • 眼底検査
  • 事後指導

*特定健診の実施の詳細は仙台市ホームページをご参照ください。

*基礎健診の実施の詳細は仙台市ホームページをご参照ください。

肺炎球菌ワクチン どれを接種すればよいか?
2026.04.01

医師による肺炎球菌ワクチン接種のイメージ写真
肺炎球菌は、健康な人の鼻や喉にも存在しますが、免疫力が落ちた高齢者が感染すると重篤な肺炎を引き起こす危険性があります。

肺炎で亡くなる高齢者の約4分の1が肺炎球菌によるものと考えられています。

その予防には、成人向けの肺炎球菌ワクチン接種が推奨されています。

|肺炎球菌ワクチンの種類と特徴

肺炎球菌は菌をおおうカプセル(莢膜)の構造の違いで約100種類以上に分類され、これを血清型といいます。

たくさんある血清型の中から、特に毒性が強く重症化しやすい血清型をターゲットとして選びワクチンが作られます。

どのような血清型が流行っているか?どのような血清型がより毒性が強いのか?といった要素もあるため、単純にカバーする血清型が多いから優秀なワクチンという訳ではありません。

以下に現在使用されている主な肺炎球菌ワクチンとその特徴を示します。

公的助成を使って接種する場合(定期接種)は、プレベナー20のみ適応となります。

しかしながら、助成を用いないで接種する場合(任意接種)や以前に接種したワクチンの効果が薄れたための2回目の接種(追加接種)の場合は、プレベナー20とキャップバックスのいずれかが接種可能であり、費用や効果などを勘案し選択する必要があります。

■ プレベナー20(一般名:PCV20)
  • 20種類の血清型をカバー
  • 2026年度より成人の定期接種に使用されている
  • 2024年8月に小児の定期接種、成人の任意接種として使用開始となった
  • 追加接種は不要。原則1回接種で完了
■ キャップバックス(一般名:PCV21)

  • 21種類の血清型をカバー
  • 2025年10月から成人の任意接種として使用開始となった
  • 追加接種は不要。原則1回の接種で完了
■ ニューモバックスNP(一般名:PPSV23)
  • 23種類の血清型をカバー
  • 2025年度まで定期接種に使用されていた
  • 免疫持続効果は約5年のため追加接種が必要である
  • 追加接種にニューモバックスNPは推奨されていない。プレベナー20もしくはキャップバックスが推奨されている(いずれも1年以上あけば接種が可能)
  • 脾臓摘出後の肺炎球菌による感染の予防で保険適応あり

|肺炎球菌ワクチンの接種料

  • プレベナー20(定期接種:高齢者肺炎球菌感染症の予防接種)…… 8,000円
  • プレベナー20(任意接種)…… 12,000円
  • キャップバックス(任意接種)…… 14,000円
  • ニューモバックスNP(任意接種)…… 7,600円

<ご予約方法>

お電話でご予約を受け付けております。
注釈)ワクチンの供給が不安定であり、電話での予約のみとしています。

仙台市では風疹抗体検査を無料で実施しています。
2026.04.01

風しん抗体検査のイメージ(仙台市)

風しんは、発熱と発疹を主な症状とし、飛沫(ひまつ)により感染するウイルス感染症です。特に妊娠初期の女性が風しんに感染すると、生まれてくる赤ちゃんに目・心臓・耳などに障害をもつ「先天性風しん症候群」を発症する可能性があります。風しんは近年でも散発的に流行がみられますが、ワクチン接種により予防が可能です。

仙台市では、妊娠を希望する女性やその同居者を対象に、風しん抗体検査を無料で実施しています。対象となる方や検査方法の詳細については、下記よりご確認ください。

当院でも風しん抗体検査のご相談を承っております。ご希望の方は、お電話にてお気軽にお問い合わせください。

あなたの血圧は130/80未満?高血圧の新基準2025
2026.02.18

高血圧のイメージ写真
昨年「高血圧管理・治療ガイドライン(JSH2025)」が改訂されました。高血圧の治療を行うときに我々が最も参考にするバイブルです。その要点をまとめてみました。「高血圧は長い付き合いでよく分かっているよ。」とお考えかもしれませんが、改めて見直してみてはいかがでしょうか?

|治療目標「130を超えないで!」

高血圧のこれまでの治療目標は高齢者や合併症によっては緩めに設定されていました。しかし、これらの患者さまでもより低い血圧管理を行ったほうが、メリットが多いというデータがえられ、原則として「診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満」に治療目標が統一されました。ただし、目標値は統一されたものの、めまい、立ちくらみ、ふらつき、極端な腎機能低下、虚弱(フレイル)傾向がある高齢者など、副作用リスクが高い場合は、主治医と相談のうえ目標を緩やかに調整することも必要です。

|家庭での血圧が重要!

「血圧は病院で測っています。家では測っていません。」
これではいけません。白衣高血圧(病院では血圧が高く、自宅では低い)、仮面高血圧(病院では低く、自宅では高い)。前者は治療不要ですし、後者は治療が必要です。病院の血圧は全く参考になりません。

ガイドラインでは起床後1時間以内(排尿後、服薬前、朝食前)と就寝前の2回測定が推奨されています。これが日常の血圧を最も正確に反映するとされています。高血圧の診断基準は変更ありません。従来通り「診察室:140/90 mmHg以上、家庭:135/85 mmHg以上」のままです。

|血圧の治療は早く確実に!

高血圧の治療においては、従来とおり塩分摂取は1日6g未満、野菜・果物、運動、適正体重、節酒・禁煙は推奨されます。以前は指導を中心とした薬をのまない治療の期間が高血圧の重症度により1~3か月で設定されていました。しかしながら、今回の改訂では診断後「1か月以内」の早期再評価と薬物治療開始が推奨されています。軽い高血圧でも期間が長ければ将来の心筋梗塞や脳卒中、認知症などの心血管疾患リスクが高まるという科学的根拠(エビデンス)に基づいた考えです。

高血圧の治療薬の第一選択薬としては、以前からあるカルシウム拮抗薬、ARB/ACE阻害薬、利尿薬の3種が推奨されています。起床時の血圧が高い、脈が早いなど個々の状態によりα遮断薬、β遮断薬が選択されることもあります。

「俺、血圧の薬を3種類ものんでいるんだよ!」と落胆される患者さまがいます。高血圧の治療では、薬の量を増やすよりも、少量の薬を2~3種類併用したほうが血圧を下げる効果が高いことが知られています。また、降圧薬の併用は副作用の軽減にも有効です。ガイドラインにおいても早期の併用療法や配合剤の有効性がしめされています。

また、新しい治療薬であるアンギオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRI拮抗薬)が、第一選択薬での治療が上手くいかないケースや腎臓や心臓の病気のある高血圧の患者の選択肢として追加されています。また、最近ではスマートフォンアプリなどもあり高血圧治療での利用も提案されています。

|まとめ 高血圧と診断されたら

高血圧は自覚症状が少ない一方で、心筋梗塞や脳卒中、腎機能障害など重大な疾患のリスクを高める病気です。2025年改訂の「高血圧管理・治療ガイドライン(JSH2025)」でも、より早期かつ確実な血圧管理の重要性が示されました。

「まだ軽いから様子を見よう」と自己判断せず、まずは現在の血圧状態を正しく把握することが大切です。特に家庭血圧の測定は、今後の治療方針を決めるうえで重要な指標となります。

仙台市若林区六丁の目にある角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では、

  • 高血圧の診断および精密評価
  • 家庭血圧の指導
  • 生活習慣の改善サポート(減塩・運動・体重管理など)
  • 最新ガイドラインに基づいた薬物療法

を行っております。

患者さま一人ひとりの年齢や体質、合併症の有無に合わせた血圧コントロールを一緒に考えていきます。健診で血圧が高いと言われた方、すでに治療中で数値が安定しない方も、どうぞお気軽にご相談ください。

【2026年春】花粉飛散予想
2026.01.23

花粉アレルギーに苦しむ女性のイメージ

仙台市内における2026年春のスギ花粉の飛散は、例年並みの2月下旬から始まり、ピークは3月上旬から中旬と予想されています。
昨年は猛暑であった影響もあり、飛散量は例年と比べて非常に多くなる見込みです。
花粉症の方は万全の対策を行ってください。

花粉症に対しては下記のような対策が有効です。

  • マスク、眼鏡、帽子を着用する
  • 表面がすべすべした素材のコートを着用する
  • 帰宅時に衣服や髪をよく払ってから入室する
  • 入室後、すぐにうがい、手洗い、洗顔をする
  • 窓、戸をなるべく閉めておくようにし、換気時には窓を小さく開け、短時間にとどめる
  • 洗濯物の外干しは避け、室内干しや乾燥機を使用する
  • 特に窓際を念入りに、こまめに掃除をするようにする
  • 空気清浄器を使用する
  • ニュースなどで花粉の飛散状況をチェックし、飛散の多いときには念入りに対策したり、外出を控える

仙台市若林区六丁の目にある角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では、花粉症に対しては、抗アレルギー薬(内服薬・点眼薬・点鼻薬)の処方を行っています。
これらの抗アレルギー薬は即効性に欠けるため、花粉飛散開始の1~2週間前からの服用が必要といわれています。
例年、花粉症の症状にお悩みの患者様は早めにご相談ください。

新年のご挨拶
2026.01.05

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

2026年も患者さまに寄り添った医療を提供できるようスタッフ一同努めてまいりますので、今後とも角田記念まつだクリニック内科・消化器内科をどうぞよろしくお願いいたします。

当クリニックは、本日1月5日(月)より診療を行っております。

皆さまとご家族の皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

【令和7年度】インフルエンザ・新型コロナ予防接種のご案内
2025.09.18

インフルエンザ・新型コロナワクチン接種

角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では、令和7年度のインフルエンザワクチン・新型コロナワクチン秋開始個別接種の予約を行っています。
接種を希望される方は希望される方はお電話、インターネットからご予約をお願いします。

 
インフルエンザワクチン、新型コロナワクチンの接種には以下の2種類があります。

【定期接種】
自治体が実施するもので「高齢者インフルエンザ予防接種」「新型コロナワクチン定期接種」が該当します。助成金あり。

【任意接種】
個人で実施するもの。全額自己負担です。

※接種は10月1日(水)より開始いたします。※ワクチンがなくなり次第終了します。
 

|定期接種について

<実施期間>

令和7年10月1日(水)から接種開始いたします。

<接種対象者>

接種日時点で仙台市に住民票があり、次のいずれかに該当する方
(1)65歳以上の方
(2)60歳以上65歳未満で以下に該当する方
心臓、腎臓、呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に障害のある方(身体障害者手帳1級相当程度)

<接種回数>

「高齢者インフルエンザ予防接種」「新型コロナワクチン定期接種」ともに1回

<接種費用(自己負担)>

・高齢者インフルエンザ予防接種…1,500円
新型コロナワクチン定期接種…8,000円

※以下の方は無料(確認書類が必要となります)
・生活保護世帯の方
・市民税非課税世帯の方
・中国残留邦人等支援給付制度

<当日の持参物>

健康保険証または後期高齢者医療被保険者証
・60歳以上65歳未満で上記対象者(2)の方は身体障害者手帳

 

|任意接種について

<接種対象者>

「定期接種」の対象とならない方
【ご注意】
・当院では12歳未満への新型コロナ予防接種は行っていません。
・当院では未就学児へのインフルエンザ予防接種は行っていません。

<接種費用>

・インフルエンザワクチン…3,500円(税込)
※但し、12歳以下は下記となります(2回接種が必要)
(1回目)3,500円(税込)
(2回目)1,500円(税込)

・新型コロナワクチン…14,500円(税込)

<当日の持参物>

健康保険証など住所を確認できるものをご持参ください。

|備考

・10月1日(水)より接種を開始いたします。※ワクチンがなくなり次第終了します。
・新型コロナワクチンはファイザー社製のものを使用します。
・インフルエンザと新型コロナワクチンの同時接種は18歳以上の方に行っています。

<ご予約方法>

お電話もしくはインターネットからご予約を受け付けております。

健康診断で便潜血反応陽性を指摘された場合は必ず大腸内視鏡検査をうけましょう!令和6年度の大腸内視鏡検査の実施状況
2025.07.07

仙台で大腸内視鏡検査はまつだクリニック

|便潜血反応とはどのような検査ですか?

便潜血反応とは便のなかに血液が混ざっていないか調べる検査です。精度は高く微量の血液でも検出でき、大腸に出血をきたすような病気(大腸がんなど)がある場合は陽性となります。毎年受診することで、大腸がんによる死亡率を3割減少させるという、しっかりとしたエビデンスもあります。便を採取するだけで簡便なため、健康診断の大腸がんを調べる項目として一般的に広く行われています。陽性となった場合は、主に大腸内視鏡(大腸カメラ)による精密検査が行われます。当院では大腸内視鏡検査を行う理由として最多です。

 

|便潜血反応陽性になったらどれくらいの確率で大腸がんがあるのでしょうか?

便潜血反応で陽性の場合、精密検査で大腸がんが見つかる確率は2~3%といわれています。当院でも2021年4月から2024年3月まで、便潜血陽性の精密検査のため大腸内視鏡検査を受けた患者さま278人のうち8人で大腸がんが見つかっています(大腸がんが見つかる割合2.8%)。このうちの1人は20才代の患者さまであり、若いから大丈夫ということはありません。
また、当院では大腸内視鏡検査を受けた約半分の患者さまで下記のような大腸の病気が見つかっています(大腸の病気が見つかる割合51.4%)。

進行大腸がん 2人
早期大腸がん 6人
ポリープ 132人
潰瘍性大腸炎 2人
赤痢アメーバ― 1人

以上のように便潜血反応は非常に有用性の高い検査です。しかしながら、全国的には陽性となった場合の精密検査の受診率は60%程度にとどまります。これは肺がんなど他のがん検診(約80%)と比べると低く、多くの大腸がんが放置されている可能性があります。健康診断で便潜血反応陽性を指摘された場合は必ず大腸内視鏡検査を受けましょう!

 

|令和6年度の大腸内視鏡検査の実施状況

昨年度の当院の大腸内視鏡実施状況に関してご報告します。当院で大腸内視鏡検査を受けられる患者さまの参考になれば幸いです。

・実施した数

令和6年度 200人
令和5年度 178人
令和4年度 202人

・実施した大腸内視鏡の詳細

全大腸内視鏡検査 111人(55%)
鎮静剤を使用した(眠ってする)全大腸内視鏡検査 178人(37%)
S状結腸内視鏡* 15人(7%)

*肛門からS状結腸まで観察する内視鏡検査です。(全大腸内視鏡は肛門からさらに奥の盲腸まで観察します。)血便で来院された場合に前処置をせずに行います。血便の原因や緊急性の評価に役立ちます。

・主な検査の目的

血便の原因を調べるため 42人(21%)
腹痛、下痢、便秘などの症状の原因を調べるため 42人(21%)
前回の大腸カメラで指摘された病変の経過観察のため 17人(8%)
健康診断(便潜血反応など)で異常を指摘されたため 77人(38%)

・診断した大腸の病気で特筆すべきもの

進行大腸がん 1人
早期大腸がん 1人
大腸ポリープ 82人
潰瘍性大腸炎 4人
虚血性腸炎 1人

・大腸ポリープの転帰

当院でポリープを治療切除 12人
高次医療機関にポリープの治療を依頼** 11人
経過観察 59人

**連携紹介医療機関:仙台医療センター(2人)、東北医科薬科大学病院(4人)、仙台市立病院(2人)、仙台厚生病院(1人)、東北大学病院(1人)、県外の病院(1人)

 
このように、健康診断で便潜血反応陽性と指摘されたことをきっかけに大腸の病気の発見に至るケースがあります。早期発見により適切な治療へ結びつけることが重要ですので、健康診断で要精密検査となった際には角田記念まつだ内科・消化器内科へご相談ください。

みぞおちの痛みを放置しない!胃潰瘍、十二指腸潰瘍:令和6年度 胃カメラ(上部内視鏡)の実施状況
2025.05.22

胃潰瘍、十二指腸潰瘍で腹痛を訴える男性

潰瘍とは胃や十二指腸の壁がただれて傷つき、深い層にまで達した状態です。胃酸の攻撃、鎮痛剤(痛み止め)、ストレス、ピロリ菌が原因となり発症します。
当院では昨年度胃カメラで7人の胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者さまを診断し治療を行いました。今回は胃潰瘍・十二指腸潰瘍に関して説明したいと思います。

|胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状は?

みぞおちの痛み、吐き気、食欲不振、吐血、タール便(黒い便)などが挙げられます。胃潰瘍の10%程度は自覚症状がなく、健康診断の胃カメラやバリウム検査で偶然見つかることもあります。また、血液検査で貧血を認め、その原因を調べるために胃カメラを行い発見されることもあります。

|胃潰瘍・十二指腸潰瘍を放置するとどうなるか?

治療が遅れるとただれが壁の最深部まで達し、胃や十二指腸に穴があいてしまうこと(穿孔)があります。非常に重篤な状態であり、緊急手術が必要となることもあります。また、ただれが壁のなかの血管を傷つけ、大量出血をきたすこともあります。その場合は緊急で内視鏡を行い、出血を止める処置が必要です。潰瘍を何度も繰り返すと胃や十二指腸が狭くなり、食べ物が通過しにくくなること(狭窄)もあります。そのような事態になる前の早期発見・早期治療が大切です。

|胃潰瘍・十二指腸潰瘍の診断と治療

胃カメラで潰瘍の存在を確認し診断します。治療は胃酸を強力に抑える薬(プロトンポンプインヒビター)が有効です。鎮痛剤が原因となっている場合は休薬も検討します。プロスタグラジンという血流を改善させる薬が鎮痛剤による潰瘍に有効な場合もあります。休薬が難しい場合は、胃潰瘍のできにくい鎮痛剤(COX-2選択的阻害剤)への変更も有効です。

ピロリ菌が原因となっている場合は除菌療法も行います。当院で昨年診断した7人のうち、4人がピロリ菌感染者でした。いずれも除菌療法を行い成功しています。ピロリ菌の除菌を行わなかった場合、胃潰瘍64.5%、十二指腸潰瘍85.3%と高い確率で再発します。潰瘍の治療だけではなく、ピロリ菌の除菌も行うことが非常に重要です。

|胃潰瘍は「胃がん」になるか?

胃潰瘍と胃がんは全く違うものです。よって、胃潰瘍が胃がんになることはありません。しかし、良性の胃潰瘍と悪性の「胃がん」は胃カメラで区別することが難しいケースもあり、組織を採取(生検)して診断したり、慎重に胃カメラで経過観察を行ったりする場合もあります。

|治ったあとに定期的な胃カメラは必要か?

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は再発することも多く、「みぞおちの痛み」など再発が疑われる場合は実施したほうがよいと思います。ピロリ菌は潰瘍だけでなく「胃がん」の原因でもあり、除菌により「胃がん」のリスクは低下します。しかしながら、除菌が成功してもやはり健康な人と比べると胃がんのリスクは高く、定期的な胃がん検診は必要です。

国内ではピロリ菌に感染している患者さまは年々減っているため、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者さまも全国的に減少傾向にあります。しかしながら、「みぞおちの痛み」がある場合は、未だに注意しなければいけない病気です。胃の痛みが続く場合は早めにご相談ください。

《令和6年度 胃カメラ(上部内視鏡検査)の実施状況》

・実施した数

令和6年度 649人
令和5年度 555人
令和4年度 518人

 

・検査の種類

経口内視鏡(口からの胃カメラ) 278人(43%)
経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ) 250人(39%)
鎮静剤を使用した上部内視鏡(眠ってする胃カメラ) 83人(19%)

 

・主な検査の目的

胃の痛み・胸やけなど症状の原因を調べるため 228人(35%)
前回の胃カメラで指摘された病変の経過観察のため 116人(25%)
健康診断(バリウムなど)で異常を指摘されたため 59人(9%)
仙台市胃がん内視鏡検診 163人(25%)

 

・診断した胃の病気で特筆すべきもの

早期胃がん 2人
未治療のピロリ菌による胃炎 40人
治療を必要とする逆流性食道炎 29人
胃・十二指腸潰瘍 7人
胃粘膜下腫瘍 17人
食道胃静脈瘤 2人

腹痛が数日続いたり、痛みを繰り返ような胃痛、また吐き気や吐血・便がいつも違うなど異変を感じた際には、できるだけ早く若林区六丁の目駅前の角田記念まつだクリニック内科・消化器内科までご相談ください。