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『糖尿病』を放置していませんか?
2024.03.05

糖尿病のイメージ写真
厚生労働省の2019年「国民健康・栄養調査」によると、我が国で「糖尿病が強く疑われる人」は約1,000万人と推定されています。
そして、その4分の1は未治療で放置されていると言われており、糖尿病患者様が安心して負担なく治療できる環境整備が急務です。

仙台市若林区六丁の目にある角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では、これまで「かかりつけ医」「総合内科専門医」として、糖尿病の患者様が通院できる環境を整備してきました。
現在、当院で可能な糖尿病の検査・治療は下記の通りです。大方の糖尿病検査・治療は可能と考えております。

|当院で可能な主な糖尿病の検査

  • 血糖値、HbA1C (ヘモグロビン・エー・ワン・シー)
    糖尿病の程度の指標です。院内の検査機器を使用し5分程度で結果が分かります。
  • 尿中アルブミン:
    糖尿病の合併症の一つである糖尿病性腎症の早期発見に役立ちます。
  • 血中インスリン、尿中/血中Cペプチド、75gOGTT:
    糖尿病の病態把握、治療方針の決定に役立ちます。
  • 自己血糖測定:
    簡易自己血糖測定器を用いて自分で血糖値を測定します。
  • 間欠スキャン式持続血糖測定(商品名:フリースタイルリブレ):
    センサーを皮膚に貼り付けて24時間の血糖値を測定します。

|当院で可能な注射薬による糖尿病治療

  • インスリン療法(商品名:ライゾデグ、ノボラピットなど):
    血糖を下げるホルモンであるインスリンを自己注射します。
  • BOT療法(商品名:トレシーバなど):
    基礎インスリン補充目的の持続効果型インスリンの注射と経口血糖降下薬を併用する治療です。
  • GLP-1受容体作動薬(商品名:トルリシティ、オゼンピックなど):
    膵臓からのインスリン分泌を促進する作用がある小腸から分泌されるホルモン(GLP-1)を、より作用しやすいように構造を変えた製剤です。
  • GIP/GLP-1受容体作動薬(商品名:マンジャロ):
    上述のGLP-1にGIPという小腸から分泌されるホルモンを加えた製剤です。GIPには食欲を抑える効果があります。

|当院で可能な飲み薬による糖尿病治療

  • DDP-4阻害薬(商品名:ジャヌビアなど):
    膵臓からのインスリン分泌を促進する作用がある小腸から分泌されるホルモン(GLP-1)が分解されるのを防ぎ、血糖値を下げます。
  • GLP-1作動薬(商品名:リベルサス):
    上述の注射薬の飲み薬です。
  • SGLT2阻害薬(商品名:フォシーガ、ジャディアンスなど):
    腎臓において、糖の再吸収を抑えることにより、糖を尿と一緒に外に出し、血糖値を下げます。
  • スルホニル尿素(SU)薬(商品名:アマリール、オイグルコンなど):
    インスリン分泌を司る膵臓に働きかけ、インスリン分泌を促進させ血糖値を下げます。
  • 即効型インスリン分泌促進薬(商品名:シュアポストなど):
    スルホニル尿素薬と同様に膵臓に働きかけ、インスリン分泌を促進させ血糖値を下げます。
    SU薬と比較すると吸収・分解が非常に速いことが特徴で、主に食後の高血糖を下げる目的で服用します。
  • ビグアナイド(BG)薬(商品名:メトグルコ、ツイミーグなど):
    肝臓で糖が作られるのを抑えたり、筋肉での糖利用を高めたりすることで、血糖値を下げます。
  • αグルコシダーゼ阻害薬(商品名:ベイスンなど):
    腸管において、食べ物に含まれるブドウ糖の吸収を抑えて、食後の血糖値が高くなるのを防ぎます。
  • チアゾリジン薬(商品名:アクトス):
    脂肪や筋肉に対してインスリンの働きを高めることで、ブドウ糖の利用を促進し、血糖値を下げます。

|食事指導

医師や看護師が食品交換表や食事記録表を用いて行っています。
厳重な食事管理を必要とする場合や患者様から希望があった場合は、管理栄養士のいる専門病院に依頼しています。

|糖尿病の治療・検査の最近の話題

  • GLP-1作動薬は、膵臓からインスリンを分泌させるだけでなく、体重減量や食欲低下の効果もあり糖尿病治療薬として非常に期待された薬でしたが、これまで注射薬しかありませんでした。
    しかしついに内服薬が開発され、2021年から「リベルサス」が使用できるようになりました。
  • 2022年にGIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」も使用できるようになりました。
    GIPには、血糖を上昇させるホルモン(グルカゴン)を分泌させたり、脂肪にブドウ糖をため込んだり、糖尿病治療には不利な効果がありますが、強い食欲を抑える効果もあるため、実際にはGLP-1受容体作動薬を超える効果が期待されています。
  • 長らく糖尿病治療の基本薬とされていたビグアナイド薬に2022年からはツイミーグが加わりました。従来のものよりも安全と効果の面で期待されています。
  • 2022年から間欠スキャン式持続血糖測定が保険収載されました。
    これまでは皮膚に針を刺して少量の血液を出し自己血糖値測定をしていましたが、間欠スキャン式持続血糖測定では皮膚にセンサーを張り付けて血糖値を測定します。
    痛みが少なく、24時間の血糖値が測定できます。

このように、角田記念まつだクリニック内科・消化器内科では、少しでも糖尿病患者様の治療を負担なく続けられるよう努めております。

治療抵抗性の患者様、合併症を有する患者様に関しては、「かかりつけ医から糖尿病専門医・専門医療機関紹介基準」「かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関紹介基準」に準じて、専門医・専門医療機関と連携をとりながら治療を行っています。

【PDF】かかりつけ医から糖尿病専門医・専門医療機関紹介基準
(作成:日本糖尿病学会 監修:日本医師会)

【PDF】かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関紹介基準
(作成:日本腎臓学会 監修:日本医師会)

糖尿病の治療は継続が大切です。そのためには、まずは通院しやすい医療機関に相談することをお勧めします。
健診で「血糖値」「HbA1C」「尿糖」など「糖尿病」を疑う所見を指摘された場合は、遠慮なくご相談ください。