帯状疱疹には予防のためのワクチンがあります
2022.08.26
・「帯状疱疹」とは?
帯状疱疹とは、身体の左右どちらか一方の皮膚にピリピリとした刺すような痛みと、それに続いて赤い斑点と小さな水膨れが帯状に出現する病気です。水痘(すいとう)・帯状疱疹ウィルスが原因といわれています。
早期に治療を行うと通常2週間程度で皮膚の症状は改善しますが、治療が遅れたり症状が強かったりするときは、後遺症として痛みが残ってしまう場合があります。
・どんな人が発症しやすいの?
50歳以上になると発症しやすくなり、日本では80歳までの約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。
・帯状疱疹には予防のためのワクチンがあります!
2016年から帯状疱疹の予防目的に水痘ワクチン(生ワクチン)が50歳以上を対象に接種できるようになりました。また、2020年から従来の生ワクチンと比較して、より予防・持続効果が高い組み換えワクチン(シングリックス®️ グラクソ・スミスクライン社)が接種できるようになりました。それぞれのワクチンには下記のような特徴があります。
生ワクチン | シングリックス | |
---|---|---|
接種回数 | 1回(5~6年毎に追加接種必要) | 2回(2~6か月間隔、追加接種不要) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
接種対象年齢 | 50才以上 | 50才以上 |
接種時の痛み | 中等度(14.7%) | 高度(89.2%) |
副反応 | 特に問題となるものなし (14.7%) |
接種部の腫れ、筋肉痛、疲れやすい (軽度 50%、高度 4%)。 重篤なものはなし。 |
有効性 | 発症 51.3%減少 帯状疱疹後疼痛 66.5%減少 |
発症 97.2%減少 帯状疱疹後疼痛 88.8%減少 |
妊婦や免疫低下した方への接種 | 不可 | 可 |
価格 | 安い | 高い |
・まつだクリニックでは帯状疱疹ワクチンの接種を受け付けております
接種ご希望の方はまつだクリニックまで遠慮なくご相談ください。なお、基礎疾患のある方は主治医に接種を行ってよいか事前に確認してください。
国内のワクチン供給に関しては欠品や遅延が発生することがしばしばあります。ワクチン接種ご希望の方は、必ず電話で確認の上、ご予約をお願い致します。
料金
生水痘ワクチン |
8,000円(税込) | |
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シングリックス(1回) |
22,000円(税込) |