INFORMATIONお知らせ

そのいびき、日中の眠気・怠さ、睡眠時無呼吸症候群ではありませんか?当院では簡易呼吸検査が受けられます。
2022.03.28

睡眠時無呼吸症候群簡易呼吸検査が受けられます

【睡眠時無呼吸症候群とは?】
眠っている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。これを一晩中繰り返すため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなります。1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による交通事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、治療が必要です。

【睡眠時無呼吸症候群を疑う症状とは?】
■睡眠中の症状
・睡眠中に何度もトイレに行く
・睡眠中に息苦しくて目が覚める
・起床時の咽頭乾燥感・頭痛・高血圧
・家族などにいびき、努力呼吸、無呼吸を指摘される

■日中の症状
・眠くなる、体がきつい、集中できない、仕事の効率の低下
・抑うつ

■その他の症状
・血液検査での赤血球数、血色素、ヘマトクリット値の増加

【簡易呼吸検査とはどのような検査ですか?】
手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態、血液中の酸素濃度から睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べる検査です。仕事や日常生活をそれほど心配せずにご自宅でできる検査で、当院でも実施可能です。
1時間あたり10秒以上の呼吸停止が40回以上出現する重症なケースでは、この簡易呼吸検査のみで重度の睡眠時無呼吸症候群と診断し、治療を開始することができます。20~39回の場合は、ポリグラフィーという入院での精密検査が必要となりますので、専門病院に検査を依頼しています。

【睡眠時無呼吸症候群の治療は?】
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)という治療が有効です。 機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。CPAP療法は、1998年に健康保険適用になりました。

【簡易呼吸検査の費用は?】
保険診療(負担割合3割) 2,700円
※診察料などは含みません。

検査をご希望の方は電話でご予約をお願いします。